夢 挿絵付7ページSS「指先」 ※現パロ

＜作成動機＞

漫画の構想で手繋ぎについて思案中、指輪のくだりを思いついてしまい…。

この時点で既に解釈違い（めんどくさいオタク）を起こしていたので、
だったらいっそのこと、好みを優先せず、
自分が創作する上で気になってたことをまるっと検証してみたい！

と思い、実験のように作ったのが本作です。
＜検証内容＞
1.文章でストーリーが描けるのか

2.人様から受け入れられるものが書けるのか

6.ストーリーを表現できる挿絵が描けるのか

＜検証結果＞
1.本を読まない私には無理ゲーだった そも語彙力がない
2.アンケの結果楽しめた方もいたとのこと 大変ありがたい
3.思ったよりは楽しめた　※後述

4.まったくもって無理 私にとって夢主のキャラは非常に重要とわかった

5.内容が好みでなくてもやりたい目標を設定できれば思いのほか捗る
6.力不足で表現できない 普通に無理

そして最大の発見だったのは、

出来上がった作品が好きになれないのは、私の創作活動にとってNGということ。

作るときはそれなりに楽しめても、

後で自分で読んだり見たりした時に好きと思えないものは
技術や意識向上の目的以外で作りたくないなという結論にいたりました。

やはり私は創作自体が好きな「作家」ではなく、

どこまでも自給自足の「オタク」なのだと実感。

めっちゃ有意義な実験だった。

私は自分自身の平子像ですら解釈違いを起こすめんどくさいオタクでして、

当社の平子くんで考えると現パロ自体がそもそも完全なる解釈違いになります。
死神であること、人外であることが

平子真子に成るためには必要な要素だと思っているので…。

なので、ネット上で散見する現パロのかっこいい平子くんを

お借りしているような感覚で書いてみると、

思いのほか楽しく書けたのはよい発見でした。
また、煙草に関していうと厳密にはむしろ地雷(好き嫌いももちろんありますが、
それよりは人物考察に絡んでるので根が深い)です。

が、煙草自体が優秀な小道具というのもあるとは思いますが、

あまりに多くの方が「画になる煙草平子」を描かれるため、

自分なりの「煙草平子」を探ってみようというと試みも兼ねています。

こんなところまでお付き合いいただきありがとうございました。

ホームページ掲載に際し、あとがきを一部編集をしつつ追記。

平子の煙草ついては、のちに先生から天才的回答が発表がされたことで、私の中で「煙草平子」について完全に溜飲が下がりました。ありがたや…。

また、二次創作をしていると「解釈違い」がいつもまとわりつくわけですが、
こういった趣向の創作を何度かすることで、
「好きなものに関する解釈」というものは、どう頑張っても自分の願望や価値観が

その隙間に入り込んでしまうものなのだということを

客観的に理解し、徐々に受け入れられるようになりました。

少なくとも私に関して言えば「解釈違い」は「好みでない」と

ほぼ同義であると、今は思っています。